第8回
2010.08.14 | 00:00

- 阿井 優子 さん
- 研修講師
PHP認定上級ビジネスコーチ - メールマガジン
「100万人のビジネス・コーチング」
第24号掲載
今日ご紹介するのは、阿井優子(あい ゆうこ)さんです。
阿井さんと私(斎木)は、同じPHPビジネスコーチ養成講座の修了生です。阿井さんが受講していた期の勉強会に私がOBとしてご一緒させていただいたのが、最初の出会いでした。阿井さんは、そのころからとても勉強熱心で、勉強会や再受講など学びの場で会うこと、会うこと。講師として、3人のお子さんのママとして忙しい毎日を送っておられるのに、学びのためなら神出鬼没、なのです。
お会いするうち仲良くなり、親しくお話することもたびたびです。
でもいつも話題はコーチングのことばかり。阿井さんは本当にコーチングが好きで、愛しているんだなあ、と思います。
そんな阿井さんに日ごろの“コーチングLOVE”をたっぷりお話しいただきました。阿井さんのお話には、「望んでいるものについに出会った」と喜びがあふれていました。
阿井さんの一言
コーチングに出会えて、
『求めていたのはこれだ』って確信できたんです
聞き手: 斎木(fRee sTyle)
(以下会話中、敬称を省略します)
- 斎木
- 阿井さんは、研修講師をして何年くらいになるんですか?
- 阿井
- 今年で15年目になります。
- 斎木
- 15年、ベテランですね。
では、コーチングの勉強は何年前くらいから始めたの? - 阿井
- えーと、コーチングに興味をもって、本を読んだりし始めたのはずいぶん経つ…。
ちょっと数えてみてもいいですか(笑)。
もう7、8年…。 - 斎木
- 7、8年。だいぶ前からなのね。
実際のコーチングとの出会いは、いつごろ? - 阿井
- PHP主催の単発の公開講座などを受講したのが4、5年前で、それから2年くらいたってPHPビジネスコーチ養成講座第14期を申し込み、そのあとアドバンスコースを修了しました。
- 斎木
- そしていま、コーチングをいろいろな場で活用されておられるでしょうが、具体的に、どんなところで、どんな人とどんなシチュエーションで実施しているのですか?
- 阿井
- 一つは、おかげさまで今年になってから実際にクライアントをご紹介いただいて。
- 斎木
- それは、おめでとうございます。
つまり、プロコーチとしてクライアントと接しているのね。 - 阿井
- …でも、まだ“プロコーチ”という言葉を、自分の口から言うのを躊躇するんですけど…。
- 斎木
- え、そうなの?
- 阿井
- なんか、おこがましい気がして(笑)。
- 斎木
- 立派にプロですよ。自信をもってくださいよ(笑)。
- 阿井
- はい、今年からプロコーチです(笑)。
- 斎木
- そのほかには、いかがですか。
研修の場などでは。 - 阿井
- はい、研修講師としてはもちろん、要所要所でコーチングの考え方や手法、人間観を活用しています。
あともう一つは企業内研修で、インストラクターの方々に成長促進のための面談をすることもあり、そういうときに使っています。 - 斎木
- それは、コーチングがとても役に立つ場ですね。
ところで、「研修講師として要所要所でコーチングマインドやスキルを使う」って、それはコーチング研修をしている、ということ? - 阿井
- コーチングの基本的な内容を、研修プログラムで実施するコーチング研修ですね。
あと、企業内で定期的な面談をすることが多い管理職やリーダーの方に向けて、コーチングの考え方とスキルを取り入れた研修があります。
それから、応対やビジネスマナーであっても、コーチングのスキルや考え方を応用して、ということもやっています。 - 斎木
- お仕事の中でコーチングをフルに活用されているという印象ですね。
研修講師として長いキャリアのある阿井さんだけれど、コーチングを学ぶ前と後とでは、かなり大きな変化があったんですって? - 阿井
- はい、特に仕事においては、コーチングを学んだことの効果はこの1、2年はすごく実感しています。
- 斎木
- それは嬉しいですね。
どういうふうに実感しているの。具体的に教えてくれますか - 阿井
- そうですね…どのような内容の研修だったとしてもコーチングのマインドとスキルは活用できますし、それをすることによって、例えば、単にプレゼンがうまくなるとか、インストラクション技法が向上するということだけでなく研修に参加してくれた人たちと、どういうコミュニケーションをとるか…。
- 斎木
- 講師が?
- 阿井
- そう、私が講師として研修参加者とどういうコミュニケーションをとるか、どんな気づきや発見を促す質問をするか、それから、研修に参加してくれている人たちにどんなふうにエンパワーメントするか、そういうところにコーチングのスキルや考え方を活用することによって研修における動機づけが変わるんです。
研修が終わっても、その人の自己啓発意欲が継続する、講師としてそんなかかわり方ができるようになりました。
これが、コーチングを学ぶ前と今とでは、大きく変わっているところですね。 - 斎木
- ここ1年くらい、そうした変化を実感しているのですね。
すばらしいですね。
そのことを特に感じたのは、いつどんなときでしたか。 - 阿井
- 実はつい先週、印象的なことがあったんです。
私の担当している研修のほとんどは、受講者の方からアンケートをもらうのですが、そのときは「基本的な電話応対のマナーを習得する」という内容だったので、「自由に意見をお書きください」のところに多くの方は「電話応対の心構えへの理解が深まった」とか…。 - 斎木
- 目的と一致した、ということね。
- 阿井
- はい、それから「自分の電話応対の強みと課題が分かった」とか、そんな感想を書いてくださるんですけれども、ある方が「研修のカリキュラムや内容も納得がいくものでしたが、講師が受講生とかかわるときに常にその人の発言とか気持ちを受け止めて決してどんな言動があったとしても否定しないでコミュニケーションを取りながら1日の研修を進めていたことがとても印象的でした」って書いてくださって。
- 斎木
- あら、それは嬉しいですねえ。
- 阿井
- はい、そこに着眼をしてくれたその方が素晴らしいと思いましたけれど、同時に、このコメントを拝見して「私がコーチングの学びで得た大事なことを仕事の中で生かすことができつつある」と確信できて、すごく嬉しかったです。
- 斎木
- すごく嬉しかった、そうでしょうねえ。
さていま、研修の場でのことを伺ったけど、このほかにコーチングを学ぶ前と学んだ後で違ったことって、なにかありますか。 - 阿井
- …自分自身のあり方、というものを、これまで以上に深く考えるようになりました。
- 斎木
- あり方を深く考えるようになった…。
阿井さんとはちょくちょくお話させてもらっていて、コーチングのスキルについてのディスカッションも多いけど、確かに、コーチのあり方やマインドについても2人でよく話すわね。 - 阿井
- そうですね。
私はあの、「コーチングって何? コーチングで大切なものって何?」って言われたら、やっぱり「コーチが人としてどうあるかが、とても大切」って答えると思うんです。
コーチの人間性が非常に重要で、「私はクライアントに対して、コーチングをするのにふさわしい人か」っていうことを、常に自分に問い続けているし、だからやっぱり、今までよりもっとしっかり自分を律していかなければ、と思っているんです。これは、ある意味自分に厳しくしている、ということだけれど、でも実は、「自分で自分というものを受け入れて、認められるようになる」ということも含んでいて、とても大事なことだと思っているのです。
こうしたことを考えるようになったのが、大きな変化ですね。 - 斎木
- そうなんだ…。
- 阿井
- もともと私は、自分に厳しいほうと思うんです。自分で自分を追い詰めたり、否定したリ、ときには言葉で自分を傷つけたりを、今までもしてきたかもしれない。
でも、自分を認められなかったら、相手やクライアントを認められない。厳しいということは、努力をしたり、自分を成長させるための動機づけの一つではあるけれど、それだけではだめだって。
そこはずいぶん変わったなって思う。 - 斎木
- なるほど、大きな変化だったのですね。
コーチの人間性、あり方については、私たちのトレーナーである田近秀敏先生も、養成講座の中でよく言われるしね。
ところで、いつぐらいからそれが大切なんだって思うようになったの? - 阿井
- あ、それは…(笑)。
- 斎木
- 例えば、学習してまもない人ってなかなかそこまで思い至らないんじゃない?
- 阿井
- 鋭いですね(笑)。
実は、ベーシックを受講していた半年間は情報量が多くて消化するに精いっぱいで。 - 斎木
- まったく同感ですねえ(笑)。
- 阿井
- 今にして思えば、そこまでの思いには到達していなかった。
「やっぱり、コーチのあり方が重要なんだ」って真剣に考えるようになったのは…実は、ベーシックを終えてアドバンスコースに進むって決めたときにパーソナルコーチをつけようと思ったんです。
こうありたいという自分になるため、そしてアドバンスに進むためにはやはりコーチングを自分のものにしたいと強く思ったので。 - 斎木
- ああ、コーチをつけたというのは、前に聞いたわね。
- 阿井
- そしてそれが、私のコーチングに対する思いとか、「コーチは何よりも人としてのあり方が大事」っていう今の信念をつくるのに非常に大きな影響を与えたんです。それがきっかけですね。
- 斎木
- そうか、そこに行くのね。
- 阿井
- はい。自分がコーチングを受けるということを通して…
えー…私はそのう…うーん…正直に言いますね…。 - 斎木
- はい、どうぞ(笑)。
- 阿井
- 私、コーチングがうまくなりたい、うまくなるためには、まずコーチングを受けることだ、そして、そこでコーチングのスキルアップをしたい、腕に磨きをかけたい、と思って…。
- 斎木
- 勉強のためね。
- 阿井
- そうですね。
でも結果として、そこで学んだのはコーチとしてのあり方が大事だってこと…。 - 斎木
- それは、コーチングを受けて何回目くらいから思ったの?
- 阿井
- うーん…。
- 斎木
- じわじわ?
- 阿井
- じわじわですけれど…
何回目だったかは数えてないですけど…じわじわ感じていて、最終的には…セッションを重ねることで…。
セッションが終わるたびに、「クライアントとしてどんな意味のあるセッションだったんだろう」ってことを、いつも考えてたんです。実はセッションの間よりもこの終わって振り返っているときのほうが効果を実感するんですよ。 - 斎木
- 深いねえ。
養成講座では、「コーチングはセッション中でなくセッションの後でクライアントがどう変化するかが大事」って教わりますよね。
それを実体験したんですねえ。 - 阿井
- はい、終わった後、「このセッションにはこういう意味があったんだ」とか、自分で振り返りをしたときに、大きな気づきがあったんですよ。
それを積み重ねていく中で、「何が私に変化をもたらしているんだろう」って掘り下げていったときに最終的に手にした答えは、「コーチの人間性の素晴らしさ」だったんです。 - 斎木
- とても大きな気づきだと思うけれど、それを手にした直後、お仕事の仕方などに変化はあったの?
- 阿井
- ありましたね。
私は特に仕事柄、いろいろな方と接するのだけれど、本当にいろいろな人がいて…。それで以前は、表面的な相手の言動や振る舞いに私自身が影響を受けてしまって、動揺したりしてたんですよ。「お互いにちゃんと理解しあえるんだろうか」とか、不安を感じたりして。
でも「コーチとは、コーチングとはこういうものだ」という確信がもててからは、相手がどんな言動や振る舞いをしても私自身が講師であることやコーチであることに、ぶれがなくなりました。 - 斎木
- ほおー…。
- 阿井
- あ、いや、ぶれるのが少なくなりました(笑)
- 斎木
- (笑)それによって、あなたの振る舞いは何か変わったのかしら。
誰かに言われたことでもいいけど。 - 阿井
- 相手がどんな言動をしても、その肯定的な意図を認められるようになりました。
以前だったら、「自分と違う人とうまくやっていけるかな」っていう恐れをもっていたんですが、コーチングという、私にとってコアな考え方とその手法を身につけていったことで、そういう人と接することに抵抗感がなくなったんです。 - 斎木
- 楽になったんでしょうか。
あと、コアって言ったけど、阿井さんはコアなものに出会えたんですね。 - 阿井
- そうなんですよ、それは大きいです。
私はコーチングを学ぶ前から「もっと成長したい、学習したい」っていう意欲はずっと持ち続けていました。もともと勉強することは嫌いではなかったし、本を読んだりさまざまなセミナーに顔を出したりしていました。
それぞれに学びはあったんですが、実は「もっと私のコアのところを形成する学びと出会えないかな」っていう思いもどこかにあったんですね。だから、コーチングに出会えて、「私が求めていたものはこれだ!」って確信できたんです。 - 斎木
- 「やっと出会えた」と。
- 阿井
- そう、「やっと出会えた」っていう言葉がぴったり!
この学びを続けていくことで今よりも確実に良くなれる、成長できるって確信してるんだと思います。 - 斎木
- ほんとにいい出会いだったのね。
ところで、研修や対面コーチングなど、阿井さんがコーチングのスキルやマインドを活用されている場は複数あるわけだけど、阿井さん自身は、コーチとして何を一番大切にしているのかしら。 - 阿井
- そうですねえ…
1対1の対面のとき特に意識しているのは…「その人が知らず知らずのうちに自分で作って、それによって自分で身動きができなくなっている、その枠を外すこと」です。 - 斎木
- ああ、そうか、制限ね。
制限を外すことを意識しているのね。
研修のときは? - 阿井
- 研修のときは…承認することです。
会社員だったとき、私、研修が大好きだったんですね。 - 斎木
- 大好き?
- 阿井
- 研修を受けるのが好き。
でも実は、多くの人は、私ほど研修に好意的な感情をもっているわけでないということに気がつき…。 - 斎木
- 「会社に言われていやいやながら」とかね。
- 阿井
- そうです。
内容とかワークなどへの抵抗感みたいなものがあるとか、なるべく自己開示しないようにしてるとか。 - 斎木
- ああ、いるわね、そんな人。
- 阿井
- なので、まず承認することでその人を認める。
研修で行っているワークの成果にかかわらず、その人の存在そのものや、取り組んだこと自体を認める…。 - 斎木
- いわゆる Be(その人の存在)の部分ね。
- 阿井
- そうですそうです。
Be や Do の部分を承認する。
あとは、「ここはあなたが恐れているほど危険な場所ではなく、なにを発言しても、どんな振る舞いをしても、それが肯定的意図に基づくものであることを、私は知っているし、あなたが感じたり思ったりしたことを自由に口に出していいんですよ」という場をつくる。 - 斎木
- 安心の場をつくるということね。
- 阿井
- そうです。
そうすると、それまで心を閉ざしていて、「今日の9時から5時までの間は、決して自己開示するものか」って決めていて、だから自分からなにかを体験したり得たりしようとしないし、ほかの人へのフィードバックを求められても、不誠実な発言でその場をやりすごす、のではなくなる。
そういう雰囲気づくりをすることを、講師としてすごく大事にしていますね。 - 斎木
- それもコーチのあり方、人間性ということに気づいてから意識するようになったの?
- 阿井
- そうです。
- 斎木
- さっきの受講者からの嬉しいご意見もそうしたことを意識した成果の一つね。
でも、いつも思うけど、阿井さんは楽しそうね。 - 阿井
- (笑)楽しいです。
コーチングを学ぶことも楽しいけれど、実際自分の修得したものを、日々フル活用して仕事をしたりすることがすごく楽しい。 - 斎木
- ほんとフル活用していますね。
アウトプット・インプットどちらもあるし。いい感じで学びと成長が回っている感じですね。 - 阿井
- 学びと言えば、学んでいるうちに私の中のコーチング的要素に気付いたっていうか…。
- 斎木
- それはどんなこと?
- 阿井
- 今から18年くらい前,講師にもなっていなかったころ、人が人生の節目を迎えたときにそこを抜けていこうとしても、今までの自分の枠にとらわれて、なかなか抜け出せない。誰から何を言われたわけじゃないのに勝手に「自分はこの枠組みの中でしか生きちゃいけない」みたいに決めている。
本当は、もっと自由にものごとをみればいいのに、自分で制限を設けて自分の人生を自分のものにできていない人って、もしかしたらいっぱいるのかもしれないなって、ずいぶん前から感じてたんですよ。
それは、たぶん私自身がすごく自分の観念に縛られているっていうことに気がついたからでしょうね。 - 斎木
- 大部分の人がそうかもしれないね。
- 阿井
- まだコーチングなんて知らなかったけど、「これをやらなきゃならないなんて、誰が決めたの? 別にやらなくてもいいし、本当に自分がやりたいことを自由にもっと考えてもいいんじゃない?」って、思っていたんですよ。
だから、養成講座のアドバンスコースでトランジションコーチング(人生の転機、移行期をテーマとするコーチング)を学んだときにすごくしっくりくる気がして。
コーチとして自分が貢献したいことってたくさんあるし夢はどんどん膨らんでいくんだけれど、中でも人のトランジションを支援するコーチングっていうのは私のもともと持っていた価値観にすごくフィットするものだったので、ぜひやっていきたいなって思います。 - 斎木
- 阿井さんの、プロコーチとして専門性になりますね。
悩んでいる人は多いし。 - 阿井
- トランジションをうまく乗り越えられたら、みんなもっと自分らしく生きられるんじゃないかなって。
- 斎木
- さっき「クライアントの制限を外す」って言ったのは、トランジションのための前段階のことね。
- 阿井
- そうなんですよ。
そしてたぶん、それは、何よりも自分らしく生きていきたいって思ってるからこそ出てくることなのかと。 - 斎木
- 自分らしくね。
さて、たくさん話していただきましたが、最後にコーチングをこれから学ぼうとする人たちへ一言お願いします。 - 阿井
- まずは、コーチングを受けてみましょう!(笑)
- 斎木
- あなたが体験したようにね。
- 阿井
- はい。
学習の仕方はいろいろありますよね。
私が最初そうしたように、まずはその関係の本を読むとかコーチングを勉強したり受けたことのある人の体験談を聞いてみるとか、情報を集めてみる。また、1日や2日などの公開セミナーを受ける、という方法もあります。
でもやはり、コーチングを学びたい人には…PHPのまわし者みたいですけど(笑)、やっぱり、PHPビジネスコーチ養成講座を受けることがいいと思います(笑)。 - 斎木
- 同感です(笑)。
- 阿井
- また私は、良いコーチに良いコーチングを受けることでコーチングの本質への理解が深まったので、まずは素敵なコーチから素晴らしいコーチングを受けるという体験をお勧めしたいですね。
なぜかというと、企業研修の仕事をしていると分かるんですけど、コーチングって人材育成においてとても有効な手法なので、取り入れている企業はたくさんありますが、実は正しく理解されていない、誤解されている。
それから、本当のコーチングの考え方と手法を用いていないコーチングまがいの面談を受けたことのある人たちがコーチングに対して良くない印象をもつ…。 - 斎木
- 嫌いになっちゃう。
- 阿井
- そう、そうなんです!
だから私はコーチングって素晴らしいっていうことを、まずはクライアントとして実感していただいて…(笑)。 - 斎木
- なんだか怪しい人みたいになってきた(笑)。
- 阿井
- (笑)そのうえで養成講座でコーチングの素晴らしさを知る、この手順がいいと思うんです。
- 斎木
- そうね、私も素晴らしいコーチについた経験があるから、よく分かります。
さて、最後に付け加えたいことは? - 阿井
- 私は学ぶことを通して心の底から求めていた大切なものに出会ったし、学びで得た情報や知識は私を成長させてくれました。
学び始めたきっかけは、単純にコーチングの考え方とスキルが習得できて仕事に生かせればいいな、ということだったけれど、コーチングの学びを通してたくさんのいい出会いがありました。学ぶうえでは実は山あり谷ありで、でも、支えてくれるたくさんの仲間がいるっていうことが、いつも私を勇気づけて、学びを進めてくれている。また、コーチングを受けることで、大切なプレゼントをいつもコーチからもらっている。すごくありがいことだなって思います。
そしてつい最近のことですが、私たちのトレーナーである田近先生にコーチングをしていただく機会があってそこで衝撃的な体験をしました。
短い時間の中で、その人が望んでいる変化を劇的に起こす。それがなんによってもたらされるのか、まだ私には理解できないけれど、この体験で、もっともっと学びたいっていう気持ちになりました。それを私もできるようになったら私が今幸せなように(笑)、私もその人のなりたい自分になれるお手伝いができるんじゃないか、今とても学習意欲が高まっています。
これからも謙虚に学んでいきたいと思っています。 - 阿井
- どうもありがとうございます。
いい出会い、いい体験をこれからもお互いに重ねていきましょう。